食育推進計画を分かりやすく簡潔に説明しています。食文化の継承ってすご〜く大事なことてすよね。
食育という言葉をお聞きになったことはありますか。食育とは食を育むと書きますが、成長期の子供たちに健やかに生きるための基礎知識を教えていくことを目的とする教育のことです。最近は新聞でもテレビのニュースでも「食」に関する報道を伝えない日はありません。大手食品会社の相次ぐ偽装問題などで、一気に食への関心も高まったからと思われます。スーパーへ食材を買いに行くと、国産の野菜の隣に3分の1ぐらいの値段で中国産の野菜が置いてあったりしますね。わたしは値段は高くても国産のものを買います。明確な理由はありません。国産のもののほうがなんとなく信用できるからなんです。そう「なんとなく」選ぶ・・・おそらくこういう方はけっこうおられると思います。正しい知識を持っていて、なぜダメなのかを判断できる人というのは少ないのではないかと思われます。大人でも子供でも人間の体を作るのは食事です。口から摂取する食べ物というのは当とても然大事です。ですから正しい食事の仕方を知っているか知らないかで、毎日を健やかに過ごせるかどうかがぜんぜん違ってくるんですよ。
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食育推進計画というものがあります。どういうものかといいますと、これまでは食育の正しい知識を子供たちに培わせてきたのはのは家庭が中心でした。毎日の料理で子供たちは少しずつ学んでいったのです。ですが最近は共働きやシングルマザーの家庭が増え、子供に十分な知識を教えることが困難になってきています。また、親自身が食育推進に無関心なケースも見られます。食生活の多様化がすすんだ昨今は、子供に対する十分な食育の指導が困難であるとされました。今こそ学校、家庭、地域の3者の連携により子どもたちへの食育を推進することが必要であると判断した行政は、「食育推進計画」を提案したのです。今までも学校給食というのは教育の一環として実施されてきました。これまでずっと学校では、給食を通して食育をしてきた最前線というわけです。これからはさらに食育推進計画に則って、食育に関する知識だけではなく、実際の経験を通して食育を学んでいくことが出来るものににしていこうという試みが始まっているわけですね。そうして子供たちに食事の重要性や喜びを教え、自ら栄養や食事の摂り方・管理理解してもらおうというものです。
食育推進計画書を読むと様々な項目が書いてあります。基本的な食育の概念から、正しい食事の知識、肥満予防の促進、毎月19日を食育の日とする(笑)、などなど他にもたくさんありますが、この食育推進計画の中で、わたしが特に素晴らしいと感じたのがこの2つの項目のところ。「食品リサイクルの推進」と「食文化の継承のための活動」です。バイオマスによる生ゴミや処理や食品リサイクルの重要性は、これからもますます増していきます。ここらは単なる知識として教えるだけでなく、しっかりと意識させていくべき項目です。そしてもう一つの「食文化の継承のための活動」。食育推進計画ナイスです。四季がある日本には昔から土地土地に育まれた素晴らしい郷土料理というものがあります。これは本当に世界に誇れるものだとわたしは思っていますから、子供たちもぜひこの伝統を学んで伝えていってほしいと、それを誇らしく感じてほしいと強く願います。食育推進計画の中でもこの2点はぜひ積極的に実施していってほしいものですね。
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